単なる“広告”との違いは?地域メディアを運営する意義とその未来【社員インタビュー037】

ローカルパワーエンジン株式会社が提供する、地元の魅力を再発見し発信するサービス「地元紹介丸投げパック」。このサービスの大きな柱となっているのが、地域メディアの運営です。

即効性を求める広告とは異なり、メディア運営は成果が出るまでに時間がかかります。

一見すると非効率にも思えるこの事業。代表である曽根田氏にお話をうかがうと、奥深いメディア運営の意義が見えてきました。

インタビュイー:ローカルパワーエンジン株式会社 代表取締役 曽根田太郎

取材・執筆協力:棚町

目次

地域密着は重要なブランディング

ーー「地元紹介丸投げパック」では、地域メディアの運営が大きな柱となっています。クライアントである不動産会社は、どのような課題を解決するためにこのサービスを導入されるのでしょうか?

曽根田

『地域密着』のブランディング要素としてご利用いただくことが多いです。というのも、不動産会社にとって、実は地域に密着しているということはとても重要なんです。

曽根田

家を買ったり、借りようとしているお客様は、だいたい3つの会社を比較検討します。1社目に名の知れたところ、2社目は見たことのあるところ、3社目は地域に特化しているところに相談するケースが多いです。規模があまり大きくない不動産会社は、地域に特化・密着していると認識されることで選ばれる可能性が広がります。だからこそ地域密着がブランディングになるんです。

地域メディアが集客につながる仕組み

ーーこのサービスを通じ、不動産会社が地域の情報を発信することで、どのような効果があるのでしょうか?

曽根田

Web集客の効果があります。不動産を探す方は、地域名を絡めたキーワードの組み合わせで検索する方が多いです。弊社がある秋葉原を例にすると、『秋葉原 不動産』や『秋葉原 マンション』といった具合です。

曽根田

地域メディアを運営すると、その地域の記事が多数作成され、地域名を含む組み合わせキーワードの検索で強くなります。その結果、不動産・住宅会社のホームページが検索で上位に表示され、集客アップにつながりやすくなります。

不動産情報ではなくお店情報を充実させるワケ

ーー不動産情報ではなく、地域のお店や施設、イベントなどを紹介する意図はどんなところにあるのでしょうか?

曽根田

不動産会社のビジネスのターゲットが「地域の方々」だからです。

曽根田

仮に秋葉原の不動産会社が、一般的な不動産の買い方や売り方の情報を発信したとします。すると、その記事の読者は全国の方々になります。
ですが、不動産会社の事業エリアが秋葉原からたとえば5キロ圏内であれば、ほとんどがターゲットになりません。すると記事を書く労力がもったいないということになるんです。

曽根田

だから、地域の方を対象にした記事を発信しています。
もちろん、読者の多くが不動産を探している方ではないと思います。
しかし、メディアに触れていただくことで地域の読者が『あの不動産屋さんが運営しているメディアなんだ』という体験を積み重ね、あるとき不動産について相談したいと思ったときに真っ先に思い浮かぶようにを目指して、地域メディアを運営しています。

短期的な広告はレッドオーシャン

ーーメディア運営を行うよりも、Web広告を出す方が短期的な売り上げに寄与するように思います。そんな中でコンテンツを制作し、集客していく意義を教えていただけますか?

曽根田

正直に申し上げれば、今すぐ売上や契約数を伸ばしたいなら、大手ポータルサイトあるいはWEB広告に費用を投じるのが一番の近道です。お客様にもそうお伝えしています。業界の9割以上の会社は売上・利益を第一として追及しているので、私たちが運営する地域メディアには興味を示さないでしょう。

曽根田

しかし、私たちはそうではない「1割」のお客様とお付き合いをしていきたいと考えています。地域メディアを運営したいと考える経営者は何かしら地域とのつながりを大事にし、誠実な事業を行っています。そうした会社の事業が拡大すれば、充実して働ける人が増え、幸せに暮らせる家族も増えていく。だから、私たちはそういった企業のWEB集客や事業拡大をお手伝いし、共に業績を伸ばしていきたいと考えているんです。

採用面で「地域の三方よし」に手応え

ーー「地元紹介丸投げパック」を通じて、地域企業様、地元サポーター(ライターさん)、地域で暮らす方々の「地域の三方よし」を目指しているとのことですが、これまでこの循環がうまく噛み合ったと感じたエピソードはありますか?

曽根田

あるクライアント企業様の社長から伺ったお話ですが、その不動産会社さんが受付スタッフを採用したいと考えていたのですが、なかなかうまくいかず困っていたそうです。不動産会社というのは、一般的には『体育会系でこわそう』という印象を持たれやすいんです。

曽根田

ところが、その会社では地域メディアを運営していたため、内定者の方が『地域に貢献している会社なんだ』と認識してくださり、安心して入社を決めたのだそうです。地域サポーターの方が地域密着の記事を書いてくださることで、地域企業の採用、そしてその地域に住む方の雇用拡大にもつながったという、まさに、私たちが理想とする「三方よし」の循環が証明されたエピソードです。

終わりなきメディア発信で目指す理想の状態

ーー地域メディアとして記事を積み上げていくことで、今後は「地域No.1の情報メディア」を目指しているのでしょうか?それとも別のゴールがあるのでしょうか?

曽根田

目指す姿は2つあります。

曽根田

1つ目は、誰かがその地域でどんな暮らしができるのかな?と思った時に、真っ先に見ていただけるメディアになることです。飲食店や美容室を切り口にしたメディアは多数ありますが、私たちが運営するメディアは地域で住む方にとって意味があるかどうかを主軸にしています。そのため、観光情報は最小限にし、新店・閉店情報に偏らないテーマで運営をしています。
将来的には地域情報アプリを作って、お店が情報発信できる環境を作り、人の交流を頻繁に生み出していきたいですね。

曽根田

2つ目は、さまざまな企業様と取引を行っている中で、採用意欲は高いのに、会社の魅力を十分に発信できていないケースがたくさんあることに気づきました。そこで、そういった企業様の働く人視点での魅力を引き出し、発信する採用をテーマとしたオウンドメディアの運営をお手伝いしていく挑戦を始めました。緒に就いたばかりですが、お客様と一緒にブラッシュアップし、さまざまな効果を見せ始めています。
地域で採用に課題を持つ会社と、地元での就職先は限定されていると考えている求職者のマッチングが実現できることが理想ですね。

私たちと一緒に働きませんか?

 

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