メインサービス「地元応援丸投げパック」の編集を担当する佐々木さんは、2021年に入社し現在5年目。
入社前はスポーツ・ゲームなど他業界でライター・編集者として活躍していました。
入社時に決め手となったのは、「オフィスの小ささと人数が少ないこと」だったそうです。
佐々木さんが考えるローカルパワーエンジンらしさ、そして入社時から現在にかけてのご自身の変化を聞いてみました。
インタビュイー:佐々木(編集職、30代男性)
取材・執筆協力:梅田愛生・ライター
少人数だからこその魅力

—オフィスの小ささと少人数。なぜ、そこが入社の決め手となったのでしょう?

一見、「オフィス狭くて人数少ないの嫌じゃん」って思うひともいるかもしれないですけど(笑)
それまでに働いてきた環境と比べても、このくらいの規模だと誰が何してるのかが分かりやすいし、コミュニケーションも取りやすい。その点は、すごく魅力的だなと思いました。



実際の社内の雰囲気も、ワイワイガヤガヤっていう感じではないですけど、やっぱり必要な場面ではちゃんとコミュニケーションが取れて。ちょうどいい距離感だと思います。
—入社の前後で、仕事に対するイメージの違いはありませんでしたか?



あまり大きくは感じなかったですね。
「地元紹介丸投げパック」が立ち上がったのが、僕が入社する少し前。入社時からメディアの編集ルールを自分で構築するなど、新しいサービスの設計や仕組みなどに携わることができました。
最初から色々任せてもらえるほうがメリットを感じられるので、期待値とのギャップはなかったです。
—個人の裁量が大きい。そこも、少人数ならではのポイントでしょうか。



逆に言えば、自分がちゃんとやらないと物事が進まない、ということでもあると思います。
もちろん周りとの連携もありつつですが。「自分がやらなきゃ誰もやってくれない」という環境は、個人的に楽しく仕事をできている理由かなと思います。
「めんどくさい」から芽生える効率化の意識


—入社時からすでに編集者としての経験をお持ちでしたが、この会社に入ってから成長したと感じることはありますか?



自分の成長で言うと、効率化をはかるためのシステムを構築したことですね。
やっぱり、人数が少ないなりに全体の仕事を回していかなくちゃいけないので、業務の効率化が大切なんです。



たとえば、各サイトのPV数を集計するのに、以前はひとつずつ数値を見て手動でシートに移していたんですが、これがあまりに嫌すぎて(笑)
「どうにか自動でやれないか」というところからエンジニアの方と一緒にシステムを構築して、今はだいぶ楽にはなったと思います。
—ひとりの仕事の範囲が広いからこそ、問題意識を持ちやすい?



そう言うと聞こえがいいですけど、多分すっごくめんどくさがりやなんです(笑)
この会社は、自分の提案やアイディアがすぐに取り入れられて反映できる。そのスピード感や柔軟性はすごくいい点だと思います。



一方で、まだ効率化できていない部分も多いんです。そういう点を「改善しよう」「こうしたらもっと良くなる」と思える人は向いているのかと。
だから、めんどくさがるっていうのは、この会社では結構いいことなのかなと思います。
日常につながる地域密着メディアの魅力


—担当している「地元応援丸投げパック」は、これまでに携わってきたメディアとどんなところが違いますか?



これまでに経験したメディアの記事は、特定の人物へのインタビューやイベント取材などが多かったんです。
いま編集をしている記事は、それらに比べて速報性を求めない。トレンドを追うようなこともあまりしていません。
そういう点で、地域に根付いたスポットを紹介するというのは、過去の経験とは違うところかなと思います。
—街や地域を見る目にも変化があったり?



この間街を歩いていたら、すごく並んでいるお店があって。そこがちょうど、前日に編集した記事で取材されていたところだったんです。
普段だったら「並んでるなぁ」くらいにしか思わないけれど、事前に記事で拝見したお店だと印象も違う。どんなメニューがあるかも知っているし、「こんなに混んでいたら取材許可をとるのが大変だったろうな」とも思いました。



あと、偶然友人から「このお店行こう」って見せられた記事が自分の編集したものだったり。自分たちの記事が人に見てもらえている、ということを再認識できましたね。
5年間で感じる変化


—ずばり、入社後の自身の変化を、一言で表すと?



俯瞰して見られるようになった、かな。入社前はもっと自分中心だったように思います。
今は、社内はもちろん、外部にも色々なライターさんを抱えたうえでひとつのメディアの編集をするので、俯瞰した視点がすごく大事だと思うんですよね。
その点はすごく鍛えられたのかなと思っています。
—入社して5年。これから先の5年間は、どのように働いていきたいですか?



以前は結果とか成果とか、その時々で目に見えるものを貪欲に求めてきた部分があって。それに比べると、今は「足るを知る」というか。
不足しているものばかり見るのではなくて、現状に感謝した上で、それを維持することが求められると感じています。
若い頃のように目の前の成果ばかり追い求めるのではなく、今あることを長く続けていきたいですね。